新築マンションと危険性

新築マンションをこれから購入しようとする人にとって、大きな気がかりになるのは建物の耐震性についてです。2005年の暮れに発覚して以来、大きな社会問題にも発展しました「耐震偽装問題」は、その後のマンション購入市場においてかなり悪影響を与え続けてきました。一時期は「もうマンションを購入しようと思う人がいなくなるのではないか」とかなり戦々恐々とした住宅メーカーなどもあったようです。
しかし、10年近くが経過した現在では一定の落ち着きを見せています。新築マンション・分譲マンションそのものの売れ行きも最悪となっていた時期を脱し、好調な流れをみせています。このマンション購入市場の落ち着きは、なんといっても各建築メーカーや住宅メーカーの努力のたまものです。確かに、報道されたような悪徳な建築業者や販売業者もいましたが、それら偽装行為をしていたのはごく一部だけであり、ほとんどのメーカーは良心的な建築や販売をしています。
しかし、これから新築マンションを購入するときにはできるだけ信頼出来るメーカーを選ぶようにした方がよいでしょう。もっとも、最近は消費者側もかなり選定の目が厳しくなってきたので、メーカー側も情報開示に積極的になっているようです。
また、行政としてさまざまな対応をしています。いくつか知っておくべきチェックポイントはあるので、新築マンション購入時には耐震強度の専門書などを一読しておくようにしましょう。